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初版の『分類語彙表』は,国語研究所が手掛けた「現代雑誌九十種の用語用字調査」(1956〜1964)の結果を基に,学習基本語彙などを追加し,およそ3万3千語を収録していましたが,今回の増補改訂版では,これを約7万9千語(延べでは約9万5千語)に増やしました。これは,小型国語辞典の見出し語の数にほぼ匹敵します。増補にあたっては,日常的に使用される語句を中心に,国語研究所が行った語彙調査の結果なども参考にしました。
複合語・慣用句
初版の『分類語彙表』は,「現代雑誌九十種の用語用字調査」の結果を基にしたものでしたが,この調査では,語句を短い単位に分割していたので,複合語や慣用句などがあまり収録されていませんでした。

例えば,「驚く」の類義語として,初版では次のような語があがっていました(8語)。

驚く 驚かす おどかす おどす 驚き入る
たまげる ぎょっとする はっとする

増補改訂版では,漢語サ変動詞,慣用句,連語などを増補するとともに,語句の組み替えなども行いました。その結果,収録語句は50となり,類義表現の幅が広がりました。

驚く 驚かす 脅(おど)かす 一驚する 驚嘆する
びっくりする と胸をつく 喫驚する 仰天する あっと言わせる
ぎょっとする ぎくりとする どっきりする どきりとする どきんとする
はっとする ひやりとする ひやひやする 肝を冷やす 気をのまれる
驚愕する 驚倒する 震駭する 震撼する
驚き入る たまげる おったまげる ぶったまげる
度肝を抜く 度肝を抜かれる 肝を消す 肝をつぶす 肝を奪う 荒肝を抜く 荒肝をひしぐ
動転する 目を白黒させる/を丸くする 目が点になる 腰が抜ける 腰を抜かす
舌を振るう 舌を巻く 息をのむ
目をむく 目の玉/目玉が飛び出る
固唾(かたず)をのむ 手に汗を握る
目を疑う

http://www.ninjal.ac.jp/products-k/kokken_mado/15/02/